新刊『金魚たちの放課後』(小学館)

4冊目の単行本、『金魚たちの放課後』 が、小学館より出版されました!

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金魚養殖の街を舞台に、少年少女たちの友情と成長を描いた物語です。

金魚といえば「夏」が旬のように思われるかもしれませんが、お話のなかの季節は、春から秋にかけてだったり、真冬から春にかけてだったり。
一年じゅう、いつ読んでいただいても、金魚と過ごす季節をかんじられる本になっているのではないかと思います。

小学館さんのWEBサイトでは、はじめのほうのページが試し読みできます。
カバーには、いろんな種類の金魚を描かれているのですが、なんと、一匹一匹、作中に出てくる金魚なのです!
ちょっとユーモラスかつ上品な金魚たちの絵と、ぱっと目を惹くブックデザインにも注目です。
装丁の城所潤さん、装画の河村怜さんをはじめ、本づくりに携わってくださったみなさま、そして、何年にもわたって根気強くおつきあいくださった編集者のKさんに、心より感謝を!!

また、物語の後半では、主人公が、金魚を飼っている人、誰もが遭遇するかもしれない”あの問題” に直面してしまいます。
このことを取り上げて書こうと思った当初は、きちんと調べれば簡単に答えが見つかるような気がしていたのですが、いざ足を突っこんでみるとなかなかやっかいな問題でして……。
取材や質問をさせていただいた専門家・専門機関のみなさまには、大変お世話になりました。
主人公と金魚たちの運命は、いかに!?

今日あたりから書店やオンライン書店で入手できるようになる予定ですので、ぜひお手に取っていただけるとうれしいです。

 

くしくも明日は、講談社児童文学賞の授賞式です。
受賞者のみなさま、おめでとうございます!
OGとして、ほぼ毎年出席させていただいていたのですが、今年はうかがうことができず残念。
まだまだ新人のような気持ちでいたのですが、気がつけばこうして新しい作家さんがデビューされて、新人のままではいられなくなっていくのですね……。

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去年、新人賞を受賞された、戸森しるこさんの受賞作 『ぼくたちのリアル』

主役の小学校5年生の男の子3人が、近づき、すれ違い、それぞれのやり方で関係を築いてゆく熱くせつない季節が、切り取るようにあざやかに描かれています。
登場人物たちの会話が、まるでいますぐそばで子どもたちがしゃべっているかのようなリアリティがあり、タイトルにも登場する秋山璃在くんがとにかく魅力的!
いま小学生のみなさんにも、かつて小学生だった大人にも、おすすめの一冊です。

5 thoughts on “新刊『金魚たちの放課後』(小学館)

  1. 浜さん

    おっ ついに出ましたね{^_____^}

    あの時の金魚飼育がヒントなのかな?

    お試しで読んでみましたが、全文読んでみたくなりました。
    ってもう注文しちゃいました。{^_____^}

    1. black-nico Post author

      浜さま

      さっそくありがとうございます!

      あの時は、アドバイスをくださり助かりました。
      金魚の物語を書きたいという構想は15年くらい前からあったのですが、
      やはり実際に金魚を飼ってみた経験も、大いに参考になりました。
      金魚飼育にはこれまで何度かチャレンジしてきたのですが、なかなか難しく・・・。
      でもまた、挑戦してみたいと思います!

  2. 浜さん

    ゆっくり読もうと思っていたのですが・・・
    いっきに読んでしまいました。止まらなくなってしまいました。
    とても好感が持てて楽しく読ませていただきました。

    いつもながら、色々と調べたり、取材されたりしたんですね{^_____^}
    とてもリアルでした。
    その地道な下地作りがリアルさを生むのですね。

    今の小中学校の様子は私のころよりだいぶ違っています。
    もちろん、河合さんの頃とも微妙に違うのだと思います。
    読み手の小中学生は自分たちの学校生活と本に書かれている
    学校の描写に違和感があると覚めてしまい、リアルさを欠き
    疑似体験をしずらくなる面があると思います。
    要するに「本に入り込めない」「本の中だけのお話し」的
    存在になりがちです。

    今の学校を知らない私はその点のリアルさはわかりませんが
    『金魚』に関してはしっかりとリアルさが感じられ、それに
    より違和感を感じず話に引き込まれたのだと思います。
    やはり、しっかりした下地作りのたまものなのですね。

    これを読んだ読者は『金魚』に興味を持ち、親しみを感じ
    飼ってみたいと思う読者も出ると思います。
    それと同時に人と人のつながり、接し方
    この場面『僕だったら』『私だったら』と感情移入し考える
    事の出来る作品になっていると感じました。

    どの作家さんも、この下地作りには力を入れ、うわべだけの文章に
    ならないように気を配る大切さを心得ていますね。
    もちろんうわべだけで、文章なんて書けないし、そんなに
    甘いものではないことを身に染みて分かってらっしゃるから
    こそ作品になり世に出て行くのですが・・・

    今後の作品も楽しみにしております。{^_____^}

    1. black-nico Post author

      新作、さっそくお読みくださったうえ、丁寧な感想をありがとうございます!
      いっき読みしてくださったとのこと、とてもうれしいです!!

      金魚養殖に興味を持ったきっかけは、ちょっとしたこと(近々書きます)だったんですけど、
      金魚の世界について調べながら書いていくうちに、
      養殖業のことや世界的な展開についてまで、知りたいことがどんどんひろがり・・・。
      何度もその土地へ足へ運んだり関連イベントへ行ったり、関係される方のお話をうかがったりして、
      書きあがるまでに何年もかかってしまいました。

      >これを読んだ読者は『金魚』に興味を持ち、親しみを感じ
      >飼ってみたいと思う読者も出ると思います。

      ほんとうに!
      本をとおして子どもたちにもその魅力を伝えることができたらと、切に願っています。

      次の作品もがんばります!

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