夏の新潟暮らし その1

ずいぶんひさびさの「日々のこと」更新になってしまいました。

事情により、このところ、旅行やイベントへ行くこともなく、自宅近郊でのんびり過ごしています。
遠出をするといっても、行き先は県内。
そのおかげといってよいのか、新潟暮らし3年目にして、この土地らしいスポットを開拓中です。

この夏訪れた場所のなかから、いくつかご紹介~。

 

あいびす

 

まずは、6月に訪れた、佐渡
佐渡へ渡るのは、おととしの夏以来、2度目です。

本土から佐渡島へ渡る航路には3通りありますが、もっとも多くの人に利用されているのは、新潟港~両津港を結ぶカーフェリーと思われます。
ですが今回は、自宅に近い、寺泊港(長岡市)と島の南の赤泊港を結ぶ、高速船”あいびすに乗ってみました。

この航路は波が荒れるらしく、冬場はずっと運休になっているほか、わたしと夫が乗船予定の前日にも、天候不順とのことでいきなり運休に。
自宅のまわりはふつーの曇り空で、風もそれほど強くなかったのですが・・・。
はたして当日はちゃんと動いているのか。
一抹の不安を抱えながら、朝、港へ行ってみると、予定どおり運航するとのこと。

ざっと見まわしたところ、乗客はぜんぶで十数人ほど。
空は快晴で、船が大きく揺れることも船酔いすることもなく、乗船時間1時間ほどで目的地へ到着しました。
新潟~両津間のカーフェリーだと、2時間半ほどかかることを考えると、ひじょうに快適な船旅でした。
”高速船あいびす”、季節と気象条件に恵まれれば、おすすめです!

高速船の運航は、朝夕の2便。
宿泊なしだと、島に滞在できるのは5時間半ほどです。

時期はちょうど、カンゾウの花まっさかり。
島の北端の岬に咲き乱れる黄色い花も魅力的だったのですが、時間に余裕もないので今回は見送り。
代わりに選んだ行き先が・・・

魚道場

・・・の前に、途中で腹ごしらえ。

佐渡へ行ったらとにかくお刺身が食べたくて、海岸沿いにある、長浜荘・魚道場へ立ち寄りました。
刺身定食、このボリュームで1600円はかなりお得だと思います!
(刺身の食べられない夫は、ここへ来て牛丼を食べていました・・・)

北沢浮遊選鉱場跡2

そして、その日メインの目的地、佐渡金山にもほど近い、相川地区の北沢浮遊鉱選場跡へ。

その名のとおり、近くで採鉱した鉱物をより分ける施設のことだそう。
建物には蔦がからまり、まるで古代遺跡のような姿になっていますが、建設されたのは以外に最近で、昭和13年とのこと。

北沢浮遊選鉱場跡1

住宅地のなかにこつぜんとひらけたこの空間。
建物内は立ち入り禁止ですが、その気になればかなり近くまで近づくこともできます。
初夏の日差しも気持ちよく、ベンチもあって、時間があれば、いつまででも座って眺めていたかったです。
夏場の夜にはライトアップもされるよう。今度は夜に訪れてみたいです。

相川地区

鉱選場をあとにし、かつては鉱山関係者でにぎわっていたという、相川地区のメインストリートから日本海を望む。
佐渡金山周辺にくらべ、このあたりはまだそれほど観光地化もされていないようで、平日の午後だったせいかほかに行きかう人もなく、街には静けさがただよっています。

ゆるやかな坂道をのぼっていった先にあるのは、その日ふたつめの目的地、旧相川拘置支所

相川拘置支所1

 

敷地内へは、上の写真、左下のとびらから入ります。
屋内は一応整備されていて、一般公開されているのですが、受付もなく、ふだんは無人のもよう。
ぐっとかがまないと入れないほどの小さなとびらをくぐって敷地内に入ってゆくのは、妙なドキドキ感がありました。

相川拘置支所2

現代美術のインスタレーション展示みたいですが、ひらきっぱなしになった扉の中は、監房(独房・雑居房それぞれあり)です。
傷んだ畳とか、ささくれた板の間とか、おそらく当時のまま?荒れっぱなしになっているのがリアルでした。
小ぢんまりした建物のなかには、調室や入浴場、調理場、書庫なども。

相川拘置支所3

窓の外では小鳥が鳴き、緑があふれていたせいか、それほど陰惨な気配もかんじなかったのですが、ここに収容されてきた人たちの想いは、いかばかりだったことでしょう。
雨の日や凍てつくような冬場に訪れていたら、また印象も違ったのかもしれません。

 

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