雪の駅で見たもの

あれはまだ冬の最中のこと。

信越本線に揺られて柏崎方面に向かっていたわたしは、停車した駅のそばに、奇妙な建物があるのを見つけました。
空は日中もどんよりとあつい雲におおわれ、あたりの野山一面、降りしきるうす灰色の雪に埋もれています。
そんな山の上に、まるで日本神話に出てきそうな古風な建物がこつぜんと現れたのです。

どこかの宗教団体の施設? それとも豪華な温泉旅館?(でもこんなところに?)

停車駅は、「越後岩塚」というところでした。
数少ない乗客はとくに驚く素振りもなく座ったままです。
まもなく電車は動き出しました。

豪華版の”すずめのお宿”っぽくもあるし、那須正幹さんの『ズッコケ山賊修行中』に出てくる”土蜘蛛さまの館”ってこんなかんじだったんじゃないかな・・・
なんて、どこか幻想的な建物のことが気になったまま季節は春へ。

3月。ふたたび柏崎に行き来するついでに、途中下車して真相究明に行ってみました。

JR信越本線、越後岩塚駅。天気は快晴!
雪溶けの季節、白く埋もれていた建物は、全貌をあらわしていました。

宝徳山稲荷大社1

そこは・・・お稲荷さんでした!

なんて、初見した日にすぐにネット検索して、そこが宝徳山稲荷大社であることは知っていたのですが、冬場とはまったくちがう色鮮やかな光景にびっくり。
雪の季節の写真も撮っておけばよかったです。

宝徳山稲荷大社2

宝徳山稲荷大社3

宝徳山稲荷大社5

縄文時代からつづいている、由緒ある稲荷大社だそうです。
境内も広い!
五色のロウソクを立ててお参りしました。

宝徳山稲荷大社4

ローソク殿の入口にずらっと並んだ御神酒は壮観です。
まだ雪どけがはじまったばかりの時期でしたが、ひと足早い春を感じることができました。
これでもっと日本酒の味が分かる舌があればさらに感激だったのでしょうが・・・。

しょじょじ

お昼はしょじょじという天ぷら屋さんへ。
越後岩塚の駅周辺、飲食店はここくらいなのですが、遠くから車で食べに来る人が相次ぐお店のようで店内はにぎわっていました。
さくさくの天ぷら満載のランチセットに、デザートにはいちごの天ぷらもいただきました。
一品ものの天ぷらもたくさんありました。
ふきのとうとかアスパラとか、「お花の天ぷら」なんてものも!
次回はぜひ旬ものの天ぷらも、と思いながら、駅をあとにしました。

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